賃金形態別にわかる!「時間換算の方法」――月給制がわかりにくい理由と具体的計算式を解説
月給制って一見「安定」していると安心されがちですが、時給に換算すると「この額で働いているの?」と驚くこともありますよね。
この記事では、月給・日給・時給制それぞれの「時間換算の方法」と、「手当を含めるべきかどうか」など実務で迷いやすいポイントを、わかりやすく整理します。
最後に「なぜ月給制が特にわかりにくいのか」についても触れますので、給与制度の見直しや労働者側の理解にも役立ちます。
1. 基本の計算式まとめ
参考元:和歌山労働局
- 月給制:
(基本給 + 含める手当) ÷ 月平均所定労働時間数
月平均所定労働時間数 = (365日 - 年間所定休日)×1日所定労働時間 ÷ 12 - 日給制:
(日給 ÷ 1日所定労働時間)+(手当 ÷ 月平均所定労働時間) - 時給制:
時給 +(手当 ÷ 月平均所定労働時間)
2. 含める・含めない手当のルール
時間単価を計算するうえで「含めない」手当の例:
- 時間外・休日労働に対する割増賃金
- 精皆勤手当
- 通勤手当
- 家族手当
- 賞与など臨時の賃金
3. 月給制の計算例
例:
基本給:160,000円
役職手当:10,000円
月平均労働時間:170時間
(160,000円+10,000円) ÷ 170時間 = 1,000円/時
4. なぜ月給制はわかりにくい?
- 年間休日数により労働時間が変動する
- 手当の種類により計算対象が変わる
- 割増賃金計算の基礎賃金になるため、正確さが求められる
5. 実務で使えるチェックリスト
- 月平均所定労働時間 =(365日 - 年間休日)× 所定労働時間 ÷ 12
- 「含める手当」「含めない手当」の線引きを整理
- 使用目的(最低賃金チェックか、割増計算か)に応じて式を使い分ける
【まとめ】
月給制の時間換算は一見シンプルに見えて、実は「どの手当を含めるか」や「年間労働時間の取り扱い」で大きく変わります。
トラブル回避や制度見直しのためにも、基礎的な知識として押さえておきましょう。
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