2025年12月15日 / 最終更新日時 : 2025年12月15日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 判例で学ぶ「有期から無期への転換ルール」— 労契法18条と“更新運用”の落とし穴【判例シリーズ#07】 有期契約を更新し続けていたところ、ある日突然―― 「無期転換を申し込まれた」「正社員と同じ扱いを求められた」 そんな相談は、ここ数年で急増しています。 労働契約法18条による無期転換ルールは、「5年を超えたら自動的に正社 […]
2025年12月8日 / 最終更新日時 : 2025年12月8日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 判例で学ぶ「整理解雇の法理」— 東洋酸素事件を起点に“4要件”を再確認する【判例シリーズ#06】 企業の経営悪化などを理由に行われる「整理解雇」。 ニュースなどで“4要件(必要性・努力・人選・手続)”という言葉を耳にすることがありますが、 実際は 「4つを満たせばOK」ではなく、裁判所による“総合判断” が行われます […]
2025年12月3日 / 最終更新日時 : 2025年12月3日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 電通事件に見る「安全配慮義務」【判例シリーズ#05】 企業はどこまで従業員のメンタルヘルスに責任を負うのか? 「長時間労働によるメンタル不調」「パワハラによる退職や自殺」など、労働災害がニュースで取り上げられることも多くなりました。 その中心にあるキーワードが “使用者の安 […]
2025年12月1日 / 最終更新日時 : 2025年12月1日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 各種手当の「不合理な待遇差」どこまで許される?― 扶養手当・住居手当をめぐる(日本郵便事件) 【判例シリーズ #04】 “同一労働同一賃金”が本格的に導入されて久しいですが、今でも 「住居手当や扶養手当は正社員だけに払っていいの?」という相談は非常に多いです。 今回は、扶養手当・住居手当の支給格差が争点となった日本郵便事件(東京高裁 → […]
2025年11月19日 / 最終更新日時 : 2025年11月19日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 判例で学ぶ「同一労働同一賃金」—不合理な待遇差はどう判断される?(長澤運輸事件)【判例シリーズ #03】 どんな事件?(概要) 正社員(無期)と、定年後再雇用の嘱託社員(有期)の待遇差が問題となった事件。 長澤運輸では、同じ業務をしているにもかかわらず、嘱託社員には以下の手当等が支給されていませんでした。 嘱託社員側は「同じ […]
2025年11月17日 / 最終更新日時 : 2025年11月17日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 判例で学ぶ「管理監督者性」—店長=管理監督者とは限らない(日本マクドナルド事件)【判例シリーズ#02】 「管理職だから残業代は出ない」 そう考えてしまう企業は、今でも少なくありません。しかし、管理職の肩書きがあれば“管理監督者”として扱われるわけではありません。 実態として管理監督者と言えない場合、未払い残業代の大きなリス […]
2025年11月12日 / 最終更新日時 : 2025年11月12日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 判例で学ぶ「雇止めの法理」―東芝柳町工場事件を起点に“更新運用”を見直す【判例シリーズ#01】 有期契約は「期限が来たら終わり」…とは限りません。反復更新などの事情から継続雇用への“合理的期待”が認められると、雇止めには“解雇に準じた客観的合理性・社会的相当性”が求められる―これが、東芝柳町工場事件などで確立した雇 […]
2025年10月27日 / 最終更新日時 : 2025年11月5日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 SNS・情報発信の社内ルール|炎上・信用失墜を防ぐ“最低限”の実務ポイント 採用広報、日々の情報発信、私的SNS…。 便利になった一方で、一度の投稿が企業イメージを大きく傷つける時代です。 本記事では、最低限これだけは整えておきたい社内ルール(公式・私的SNSの両方)を、条項例・チェックリスト・ […]
2025年10月22日 / 最終更新日時 : 2025年10月27日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 兼業・副業OKにするときの雇用契約書の注意点|労働時間の通算・秘密保持・競業避止・健康配慮 「副業解禁」に追い風が吹く一方で、ルールが曖昧なまま運用するとトラブルに直結します。 特に、労働時間管理(通算)・秘密保持・競業避止・健康配慮は、雇用契約書や就業規則にきちんと書いておくことが重要です。 この記事では、兼 […]
2025年10月20日 / 最終更新日時 : 2025年10月22日 花田勝 労務トラブル・裁判事例 雇用契約書の更新忘れ…これって違法?有期契約・雇止めのリスクと対応方法を解説 「契約期間が過ぎたけど、更新の話をしないまま勤務を続けてもらってる…」 こんな状態、意外とよくあるのではないでしょうか? 実は、有期契約の更新忘れや曖昧な対応は、 「自動的に契約更新された」とみなされるおそれがあり、 雇 […]