初めての雇用、まず何から始めればいい?【チェックリスト付き】

初めて人を雇うことになった事業者の方へ。「何から始めればいいの?」「どんな書類が必要?」と不安になるのは当然です。

この記事では、はじめての雇用時に押さえておくべき基本のステップをわかりやすく整理。今後のシリーズでは、ここで紹介する項目を1つずつ詳しく解説していきます!

1.はじめての雇用、どこから手をつければいい?

会社やお店をスタートして、はじめて従業員を雇うことに。「アルバイト1人だけなのに、手続きが意外と多い…」そんな声をよく耳にします。

結論から言えば、最低限やらなければならない法的手続きや書類作成がいくつかあります。まずはその全体像を見てみましょう。

2.雇用時に必要な手続きチェックリスト

手続き・書類内容根拠法令
雇用契約書の作成労働条件の明示(雇用形態・賃金・労働時間など)労働基準法15条
労働保険の成立労災保険・雇用保険の適用・保険関係成立届労働保険徴収法・雇用保険法
社会保険の加入健康保険・厚生年金の適用手続き健康保険法・厚生年金保険法
就業規則の整備常時10人以上の場合は届出が必要労働基準法89条
賃金台帳・出勤簿の作成給与支払・労働時間の記録管理労基法108・109条
健康診断の実施雇入時の健康診断の実施義務労働安全衛生法66条

💡社会保険・労働保険関係は、まとめて提出できるパック様式もあるため、管轄の年金事務所や労働基準監督署で確認するとスムーズです。

3.今後の記事で1つずつ詳しく解説予定!

この記事は全体像の「ガイドマップ」のような役割です。次回以降は、以下のように各テーマごとに掘り下げてご紹介していきます。

  • ✅ 雇用契約書に必ず入れるべき項目と注意点
  • ✅ 労働保険・社会保険の申請先・期限・書き方
  • ✅ 就業規則は“ひな形”でもOK?カスタマイズのポイント
  • ✅ 健康診断の内容・費用負担・対象者の考え方

「知らなかった」で損をしないよう、1記事ずつ確実に押さえていきましょう!

4.まとめ|雇用は「スタート」が重要です

人を雇うことは、事業運営にとって大きなステップ。最初にきちんと整えておくことで、将来のトラブルを避けることができます。

  • ✔ 手続きの流れを理解しておく
  • ✔ 書類を用意し、証拠を残しておく
  • ✔ わからないことは専門家に相談する

こうした心構えが、「安心できる職場づくり」につながっていきます。


📌次回予告:

👉 雇用契約書には何を書くべき?記載がないとどうなる?次回の記事で詳しく解説します!


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